連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2018

 今年の坂元浩仁は波に乗っている。昨年は9優出1Vで、ここぞという時に勝ちきれなかった印象だったが、今年は1月びわこの優勝を皮切りに3、4、10月に各所で優勝を飾り、勝率を稼いできた。
 そして11月、場所は桐生。この地は直近2節で優出し好相性でありながら、制覇できていなかった水面。今節も9戦6勝で順調に勝ち進み、ファイナルステージ2号艇の枠をつかんだ。迎えた優勝戦、唯一コンマ20台と少し遅めのスタートを切った坂元だったが、1号艇の地元・久田敏之がイン逃げ態勢に入った隙間をズバリ差し切り、1周2マークで単独首位を確立。勢いそのままにゴールイン。冷静な判断からのターンは実に見事で、「勝つ」ことへの強い意志がうかがえる走りだった。
 この優勝により11月末時点で、10優出5V。来年3月に開催されるSGクラシック(戸田)を確実なものにするには、もう1優勝がほしいところ。12月31日の選考期間終了までひた走る。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 11/4~8 江戸川
  • 6(途中帰郷)
  • 11/12~17 桐生
  • 61111144
  • 11/23~27 蒲郡
  • 3661623561
2018 11月30日時点
  • びわこ
  • 宮島
  • 戸田
  • 芦屋
  • 桐生

 今年11月に愛知支部へ加わった18歳の前田滉。あどけない表情とは対照的に、デビューからアグレッシブな走りを見せている。デビュー日の初日第1レース6号艇から出走した前田は、10歳以上年の離れた先輩5名を相手に奮戦。最終周回まで2号艇・寺本武司と競り合い、3着でフィニッシュ。道中の走りにバタつきはあるものの、初戦とは思えない冷静なハンドルさばきで高配当に貢献した。さらに次節の尼崎では節間11戦をすべて6コースから出走し、まくり差し攻勢で2着4回と大健闘した。
 自身の長所を「負けず嫌い」と語る通り、攻めの姿勢は一級品。やまと学校卒業時の目標は「3年以内にA級に上がる」と述べているが、もっと早く昇級できそうな雰囲気さえ感じさせる。まずは水神祭に照準を定め、精進だ。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 11/10~13 常滑
  • 365555
  • 11/26~12/2 尼崎
  • 52542624526
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