連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2020

 2020年後期の審査期間も残り2カ月となった。どの選手も新期への成績を意識する頃だが、池田浩二の2020年後期成績には目を見張るものがある。現時点で1着20本で3Vと、勝負所を外さない走りを続けている。
 池田は2月に蒲郡でのG1東海地区選手権に出場。1号艇に組まれた初日のドリーム戦では、2着の井口佳典に2秒以上差をつける逃走劇を披露すると、予選ではトップの座を狙い、菊地孝平と一進一退の攻防を繰り広げる。わずか得点1点差で予選1位は譲ってしまったものの、2号艇で迎えた優勝戦では、ここしかないという角度の差しを決め、まさに「ブルーインパルス」な今期3度目のVを飾った。
 昨年は後半に膝のケガで長期欠場を余儀なくされ、グランプリでもファイナル進出を果たせず苦渋の年となった。まだ完治には至らないようだが、その影響もブランクも感じさせない強い走りを魅せている。愛知のスター・池田浩二の完全復活までそう時間はかからない。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 2/1~6 平和島
  • 11221323
  • 2/14~19 蒲郡
  • 121215
  • 2/23~28 多摩川
  • 224123
2020 2月29日時点
  • 常滑
  • 平和島
  • 蒲郡

 今期A1級に初昇格した松竹大輔が、G1戦初出場となった蒲郡の東海地区選手権で初勝利を挙げた。そしてこの節で、松竹は今期成績で自己ベストを更新せんばかりの、近況の好リズムっぷりを見せる。
 結果を出したのは3日目第2レースだった。4コースから鮮やかな差しを決めると、その後はターンマークを周る度にリードを広げ、G1初勝利を手にした。さらに続く第7レースでは、1号艇の絶好枠からきっちりと逃げて、連勝。予選11位で準優勝戦へと駒を進める大躍進。勢いそのままに優出…とはならなかったものの、最終日には再び逃げで3勝目を飾り、地元のファンに確かな実力をアピールした。
 初勝利を挙げた3日目には水神祭が行われ、師匠の赤岩善生とともに水面にダイブ。寒空の下、観客席から声援を送るファンに手を振って応えた。好機を逃すことなく破竹の勢いで勝ち星を重ねる松竹の走りに、今後も目が離せない。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 2/3~7 宮島
  • 553313132
  • 2/14~19 蒲郡
  • 3411613
  • 2/27~29 三国
  • 462145
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