【連載】おっかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手を
それぞれピックアップします。

2024

 今月のおっかけスターに選出されたのは、2月に選出された丹下健の弟・丹下将だ。将は2011年の前期からA級をキープし続け、これまで通算13Vをあげている。その中で地元当地は初出走と初V、さらには自身最多の3Vをあげている思い出が詰まった水面だ。この地元水面で3月、将はさらなるメモリアル勝利を飾る。
 3月開催の当地GⅢに参戦した将。SGボートレースクラシックが同日に開催もSG・GⅠウイナーや同支部のA1級など好メンバーが集結する中、将はいきなり4コースからまくって勝利を収めた。その後も逃げ・ツケマイ・まくり差しなど様々なコースで1着を重ね、6連勝をマーク。圧倒的な成績で予選トップ通過を果たした将は準優勝戦でもインコースから逃げを決め、ポールポジションを獲得した。
 2012年以来のグレードレース優出となった優勝戦。メンバーには岩瀬裕亮・前田篤哉・杉山裕也と地元愛知支部のA1級がそろった。レースは4号艇のピット離れが遅れ、123/546の進入でスタート。将はインコースからコンマ20とまずまずのスタートを切り、1周1マークを先制ターン。バックストレッチで先頭に立つとそのまま後続との艇間を広げ、見事地元で今年&グレードレース初Vのゴールを決めた。今節の将は6連勝に加え、オール2連対を達成。強豪そろうグレードレースで圧巻の強さを誇り、地元で新たなメモリアル勝利を飾った。
 将の次回当地参戦は5月のゴールデンウィーク競走。5月といえば、新たな審査期間が始まる月でもあるが、当地グレードレース覇者としてその活躍に期待がかかる。相手は地元愛知のトップレーサー達だが勝利を重ね、2025年の前期審査期間を好スタートで切りたいところだ。

○:準優出 ●:優出

  • 3/16~22 常滑
  • 11111122
2024 3月31日時点
  • 常滑

 昨年の上田健太は、3月びわこでGⅡ初デビューから2走目でGⅡ初勝利をマーク。さらに9月の下関PGⅠヤングダービーで繰り上がりながらもGⅠ初デビューを果たし、5日目で嬉しいGⅠ初勝利をあげた。まさに昨年はメモリアルな1年となり、大舞台での経験から着実に成長中だ。今年に入りさらなる活躍に期待がかかる中、3月参戦のレースで上田は久しぶりの優出を遂げた。
 舞台はボートレース児島の一般戦。手にしたモーター42号機に前検から手ごたえを感じていた上田は初戦を6号艇で迎えるもコンマ06のトップスタートから展開を捉え圧勝。この勝利を筆頭に上田はモーターを活かした攻めるレースを魅せ、予選は1着3本を含むオール3連対をキープ。得点順位も5位と好成績で予選を突破した。続く準優勝戦では2号艇で出場し、フライング艇が出る中でコンマ06の好スタートから1周1マークを差しハンドル。1号艇を捉えることはできなかったが、2着を確保し昨年6月津以来の優出を決めた。
 優勝戦では4号艇で出場した上田。久しぶりの優出となるが、ここまで来たからには好モーターを相棒に自身デビュー初Vを決めたいところだ。レースは枠なりでスタート。内3艇がA1級の中、上田はトップタイのスタートを切ると3号艇の攻めを活かし、1周1マークをまくり差し。差しを狙った2号艇に艇が当たりかけ、スムーズとはいかなかったが、バックストレッチを2番手で追走。1号艇が独走する中で上田は3号艇の追撃を振り払い準優勝でゴールを決めた。惜しくもデビュー初Vとはならなかった上田だが、攻めのレースでつかんだ久しぶりの優出は今後の自信につながったはずだ。
 3月が終了し上田は勝率5.69の成績を残しているが、このままいけばA級をキープできそうだ。5月から2025年の前期審査期間がスタートするが、さらなる成長を遂げ、初A1級と次こそはデビュー初Vに期待したい。

○:準優出 ●:優出

  • 3/1唐津
  • 64
  • 3/10~15児島
  • 13113321
  • 3/20~25浜名湖
  • 235636114
  • 3/30~31下関
  • 2622