オーシャンカップは1995年に制定され、1996年から施行された国民の祝日でもある「海の日」を記念して創設されたSGレース。
そのため正式名は「海の日記念オーシャンカップ競走」だ。今年で24回目を迎えるが、1996年に住之江で開催された記念すべき第1回覇者はモンスターと呼ばれた野中和夫(現在は引退)。2コースからのまくり圧勝劇だったが、2着に入ったのがオーシャンカップ最多のV4を誇る当時26歳の王者・松井繁(今節は不出場)。
ただ、オーシャンカップ男と言えば石野貴之の名が真っ先に浮かぶ。石野は2010年丸亀のオーシャンカップでインから豪快逃げを決め、SG初優勝を飾ると2015年三国、2016年鳴門と連覇し通算3V、さらに2012年尼崎、2018年若松にも優出と、この大会での相性は抜群。今節も熱視線を注がれる1人だろう。
そして昨年のMVPである峰竜太も2017年丸亀のオーシャンカップがSG初Vで、これをきっかけに一気にスーパースターへと駆け上がった相性のいい大会。
チャレンジカップの次に新しいSGレースだが、常にボートレース史に残る名勝負が繰り広げられてきている。今節も豪華メンバーが出そろって、今まで以上の名勝負が十分に期待できるだろう。