※「支部ランキング」は各支部の平均値を示しており、データは小数第3位を四捨五入しています。

成績期間:2019/1/1~2021/12/31までの
GⅠ・
PGⅠ・SGレース

2018/1/1~2021/12/31までのとこなめ全グレードレース

※2021/1/1~12/31までの全グレードレース

直近5年間の12/1~翌年2/28までの全グレード
レースの勝率

※2021/1/1~12/31までの全グレードレース

 平均STがコンマ20を割ると「記念クラス」と呼ばれていた時代があった。出足型のモーターが登場したことで全体的に平均STは早くなっているものの、1艇身残しのコンマ15を割るのは難しい。その困難さに敢然と挑むのが、最近の伊藤である。今期(11月以降)の平均STはコンマ11と驚異の数字を残している。
 スタートで先手を取れば、1マークで相手の動きが読める。レースの主導権を握ることができる。成績の方は徹底した1着獲り。スタートが難しいと言われる冬の常滑だが、伊藤ならトップスタートを連発してくれる。

 「最優秀新人に選ばれた選手は、必ずG1タイトルを獲る」と言われてきた。SG戦線で活躍している多くの選手が、最優勝新人に選ばれている。昨年のSGグランプリで優勝した瓜生正義もその1人である。
 前田には「持っている」ものがある。今年のとこなめで開催された新春特別競走で、前田は1着なしで優出した。優勝戦は6コースからのレースだったが、5コースの坂元がフライングしたことで、今年初優勝ができた。今期の優勝回数は出場選手中1位タイ。「必ずG1を獲る」ジンクスを地元で実現する可能性は高い。

 今期の勝率は8点ペースと飛ばしている。今節出場する選手の中で深谷知博に次ぐ勝率だ。SG戦線復帰を見据え、存在感を見せておきたい。
 かつてのようなスタートで勝負する走りから、長期的な展望に立って確実にポイントを重ねる走りに変えて、常に三重のエースであり続ける。今期に入って6着大敗は1回もない。外枠ならまくり差し、好枠ならイン速攻と安定感が光る。
今年は1月津で逃げ、差し、まくり差しと多彩な技を繰り出し予選トップ通過。優勝戦はインから押し切り、地元ファンに向けてその存在感をアピールした。この勢いをキープして、3度目の地区選優勝に挑戦する。

※本文のデータは1/17時点のものです。