※データは9/12時点のものです。
SG鳴門チャレンジカップはF休みのため、今大会がグランプリ出場へラストチャレンジになる。スピード自慢の毒島は周回展示から全速で攻めるので、オリジナル展示タイムでは1位の赤い数字が並ぶ。展示のターンの返り具合を見て、調整のレベルを変えてくる。気温が下がればモーターにパワーが出てくる分、ハイレベルの調整ができる。
当地は2019年のSGオーシャンカップで予選をオール3連対、優出3着と実績は十分。2度目のダービー優勝、グランプリ・トライアル2nd発進と、大きな目標を持って全速攻勢に出る。
池田の通算1着回数は1856回、そのうち地元・常滑の1着回数は403回もある。勝率も8点台を超えるなど地元愛にあふれる選手である。瓜生正義、今坂勝広のターンからヒントを得たウィリーターンは、ターンの出口で後続艇を置き去りにする。
周回展示では、ボートの舳先を見てほしい。スムーズに浮き上がり、上下動作がなければモーター仕上げに正解が出ているサインである。地元開催のSGで優勝するという公約を、今度こそ果たす。
今年のG1優勝は2月戸田周年しかない。3月大村のSGクラシックでフライングもした。SG優出は尼崎のオーシャンカップだけである。本調子とは言えないものの、9月福岡G1周年が終わった時点で獲得賞金11位にいるのは、大敗がほとんどないからだ。
一つでも上へという気持ちで、ターンの質を変えてきた。ターンの中間部で自由自在にボートを操るテクニックの完成度を高めている。ダービーは6年連続でドリーム戦選出。必ず予選を通過している相性の良い大会だ。
6月の当地周年で、2018年12月の三国周年以来3年7カ月ぶりにG1優勝した。初日6コースから3着に入り予選1位通過、準優12レース1号艇で1着、優勝戦1号艇で優勝という王道Vだった。その後も唐津SGグランドチャンピオンで優出、浜名湖SGメモリアルでは準優勝と結果を出し、2度目のグランプリ出場に当確ランプが点っている。
9月の福岡G1周年終了時点で獲得賞金1位と、トライアル2ndの1号艇が見えている。常に全力投球の山口なら、ダービーで優勝してトライアル2ndの1号艇を手に入れるだろう。
ダービー勝率7.70でドリーム戦に選出された。出足型に仕上げて内寄りから勝つのが田口のレーススタイルだったが、昨年から走りが変わっている。モーターを伸び型に仕上げて展示1番時計を連発し、まくりで勝つレースが増えてきた。過去1年間の決まり手を調べてみても、まくりの1着が26回に対して、差しは15回しかない。
SGクラシックで遠藤エミが優勝、SGオールスターで平高奈菜が優出と、女子選手の活躍が目立つ。田口が展示1番時計をマークしたなら、まくりを想定した展開を考えてみたい。
今年常滑で走るのは7回目になる。2月の東海地区選では2020年度のPG1ヤングダービー以来のG1制覇。6月の常滑G1周年で優出、8月のサッポロビールカップは7連勝完全Vだ。ここまで地元で走っていれば、モーター調整もスタートの呼吸もわかってくる。その強みが活かされるのは初日1走目だ。今年の当地戦の初日1走目は1・6・1・2・1・1着と好成績を残している。
福岡G1周年終了時点で賞金ランクは20位。グランプリ出場へのボーダー上だけに、地元のダービーで結果を残したい。そのために、まず初日1走目に結果を出す。