- 更新日
- 2025/12/3
前検は開始当時はそこまで風が吹いてなかったが、特訓の終盤にはかなりの向かい風。ゆえに計測地点のBSは追いになるため、登番の若い選手はその恩恵で前検タイムは速くなった。今回は前検タイムで判断するのは早計だろう。コメント的に良かったのが、原田幸哉・菊地孝平・山田康二・深谷知博・森野正弘・和田拓ら。ちなみに、特訓で良く見えたのが上記以外の選手では下出卓矢・山崎郡・大上卓人・前田滉だった。
35
行き足・伸び快速級
35号機を引き当てたのは下出卓矢。初おろしの半田尚也は未勝利だったとは言え、行き足から伸びにかけてはなかなかの仕上がりだった。それを受け継いだ前回の森永淳はその行き足から伸びが別格級。Sが決まればグィ~ンと出ていく強烈な足色だった。「他の人と同じように仕掛けるとFしそうになる。それぐらい出ていってます」と森永。シリーズは4勝の固め打ちだったが、いずれも圧倒的な伸びでの勝利だった。チルト0が一番伸びていったそうだが、伸びに寄った分、競った出足は甘かったかもしれない。だた、言うまでもなく、この伸びは魅力的。特に伸びが大好物の下出が引いたとなれば…。
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 5.67
- 38.8%
- 0回
- 0回
9
相当な能力がありそうなモーター
9号機は当地巧者の菊地孝平が手に入れた。ここ2節の動きを見て、エースモーターになり得る能力と判断できたのが9号機。初おろしの中村駿平がその威力をまざまざと見せつけたが、続く林祐介もモーターパワーを認めるコメントを出した。「乗り上げて落ちてしまったけど、前検なんかは回り過ぎてても出ていってましたからね。ポテンシャルはあるモーターですよ」と。1走目のエンストがなければもしかしたら優勝戦線に顔を出してきたかもしれない、そんなパワフルな動きだった。まだ使用2節で過大評価をしてはいけないのは分かっているが、今後順調に育っていけば間違いなくメーカー機になるはずだ。
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 5.89
- 38.8%
- 0回
- 0回
39
前回は別格の伸びでV
地元で記念初優勝を狙う岩瀬裕亮が39号機をゲット。初おろしの中北涼は最後転覆で終わったのだが、その影響はないどころか、前検から破格のタイムをマークした前回の湯川浩司。そのタイムが本物だと証明したのが初日の連勝だった。その後も伸びを中心とした仕上げが進み、3日目には別次元の伸びになっていた。予選をトップ通過、準優勝戦も圧勝と順当に優勝戦の1号艇をゲット。「いい足してますね。伸び返すし、出足や回り足もいい。こんなにいいのは久々です」とあの湯川にそこまで言わせる仕上がりだった。優勝戦も当然のように逃げてV奪取。この伸びを引き継ぐようならG1でも圧倒的パワーが見られそうだ。
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 7.07
- 50.0%
- 1回
- 1回
14
前操者が大絶賛したモーター
14号機を引き当てたのは伏兵・森野正弘。初おろしの木下大將が行き足から伸びを上位級に仕上げた。それを引き継いだ前回の川上剛もこの14号機を大絶賛。「ここ1・2年で行き足は一番いいかも。このモーターを引いた人が記念を勝つんじゃないかな」とまで言わせた。その川上は2度の4カドまくりを含む4勝の固め打ち。行き足が良すぎてSのムラがあったが、バチッといけた時にはグイグイ伸びていった。伸びだけなら他にもっといいモーターがありそうだが、この14号機も間違いなく上位級に入る能力がある。川上が言うように、このG1で大活躍をするかもしれない。
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 6.95
- 55.0%
- 0回
- 0回
34
行き足・伸びに良さがある
34号機を引いたのは初日ドリームメンバーの井口佳典。初おろしの石塚裕介は思うような結果を残せなかったが、前回の渡邊雄一郎は準優勝を一変に成功。初日こそ③⑤着と振るわなかった渡邊だが、2日目にはペラがバッチリ合って連勝と巻き返し。その後もトップクラスの足色でシリーズの中心にいた。優勝戦では展示タイム6秒58とメンバー最速をマーク。4カドから果敢に仕掛けたが、1マークはハンドルが入り切らずにまくり差しは失敗。それでも2マークで今垣光太郎を捌くとしっかり2着は確保した。行き足から伸びにかけてはシリーズ1・2を争うレベルで、今回も注目すべきモーターのひとつだ。
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 6.16
- 42.1%
- 1回
- 0回