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活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手を
それぞれピックアップします。
今月のおっかけスターは、8月びわこ一般戦で完全優勝&若松SGボートレースメモリアルで自身2度目の優出を果たした吉田裕平だ。2025年後期審査期間では、勝率7.89(8月31日時点)とキャリアハイを更新中だ。今回はそんな吉田の活躍を振り返る。
びわこの一般戦では、初戦のドリーム戦を4コースからまくって勝利。そこから勢いはとどまることなく、予選2日目には6号艇での登場ながらコンマ09のトップスタートを放ち、まくり差しで勝利。堂々の予選トップ通過を果たし、準優勝戦もイン逃げを決めた。
そして迎えた優勝戦。進入は125/346で5号艇・赤岩善生が動きを見せた。1周1マークでは3号艇・谷川祐一が4コースから攻めるも、コンマ06のトップスタートを切った吉田が冷静にターン。1周バックストレッチではすでに独走態勢に入り、そのままリードを広げて圧巻の優勝を飾った。
完全優勝という最高の結果を残した吉田は、勢いのままSGに参戦。初戦でインから勝利を収めると、そこから大崩れなく準優勝戦に進出。3号艇での出場となった準優勝戦では、1周1マーク・2マークと握って攻め、1号艇の大峯豊に食らいつく走りから2着でゴール。自身2度目のSG優出を果たす活躍を見せた。
大一番の優勝戦では展開向かず6着に敗れたが、吉田の好調ぶりは健在。宮島PGⅠヤングダービー、蒲郡GⅠ周年、そしてSGボートレースダービーと記念戦線での戦いが続く中、デビューから積み重ねてきた経験と今の勢いを武器に、吉田がどこまで飛躍するのか、大きな注目が集まる。
今月のおっかけフレッシュスターは、8月に開催された地元選手が集結するお盆レースで当地初Vを飾った黒野元基。これまで当地では幾度も優出を重ねながら、優勝にはあと一歩届かず悔しい思いをしてきた。今回地元ファンにとっても待望のタイトル獲得となったレースについて振り返る。
初日は4号艇で登場し、コンマ07のトップタイスタートを決めて果敢にまくりを敢行。力強く伸び、1周バックストレッチで先頭を奪うと、そのまま押し切って1着を獲得した。以降も安定した走りでほぼオール2連対とし、予選を上位で突破した。
準優勝戦も勝利し、迎えた優勝戦は、1号艇に平本真之、2号艇に磯部誠という強豪が並ぶハイレベルな一戦。黒野は3号艇から冷静に展開を見極め、内2艇の攻防を巧みにかわして差し場を捉える。終盤にかけての伸び足も鋭く、平本の追撃を振り切ってゴール。万舟決着となり、配当面でも大きなインパクトを残した。
地元水面での悲願達成は、積み重ねてきた経験と努力が実を結んだ証しといえるだろう。「またA1へ戻って、記念で活躍できるように頑張りたい」と語る黒野は、9月の宮島PGⅠヤングダービーへ参戦。さらに大きな舞台での活躍を目指す姿に、今後の期待が高まる。