重量級レーサーで知られる海野康志郎(山口)だが、最近は男子最低体重の53㎏まで落としたことが話題に。減量効果と相まって、機力出しもすこぶる好調で、9月唐津では準完全Vなど、結果という形で実を結んでいる。当地を走るのは年に1回程度だが、3連続優出中と全く問題にしておらず、ニュースタイルの海野を見られるのは楽しみだ。
齊藤仁(東京)はレース巧者として名高く、コーナーは堅実で大崩れは少ない。当地は地元東京3場以外では最も優出数(18回)が多く、2020年GⅠ67周年で堂々の逃げ圧勝Vした実績が何よりも光る。
前回戦となる2024年12月戦を制した渡邉和将(岡山)は、2月GⅠ中国地区選手権、7月GⅡモーターボート大賞優勝と、力を一段階引き上げてきた。当地連覇で、パワーアップぶりを示す。
安河内健(佐賀)、前原大道(岡山)はスタート事故が多く遠回りしたが、メンタル面も強化され、いよいよ本格化を迎える。一方で片橋幸貴(滋賀)はスタート事故と縁が切れず、B2級に陥落するが、能力的には非常に高いものがある。安定感が向上した田中辰彦(岡山)、重木輝彦(兵庫)も要チェックだ。
地元勢は中山雄太(愛知)、宇野弥生(愛知)の男女ペアに頑張ってもらいたい。ともに流れは良くないが、ここは地元。簡単に遠征勢に優勝は渡せない。
減量で話題・海野のスリムな走りをご覧あれ!
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齊藤 仁3978 / 東京 / A1 -
海野 康志郎4324 / 山口 / A1 -
渡邉 和将4537 / 岡山 / A1 -
安河内 健5026 / 佐賀 / A1
ピックアップレーサー
阿波が新たな挑戦を決断!
この年齢になって、自らのスタイルを変えることは、とてつもなく大きな決断だと思う。誰のことかと言うと阿波勝哉だ。阿波と言えば、ほぼ6コース1本で、一撃必殺スタイルを貫いてきたアウト屋のスペシャリスト。持ちペラ制度時代は、桁違いの伸びで一世を風靡し、2004年には勝率6.73とアウト屋としては破格の数字をマーク。翌年2005年には当地ボートレースオールスターでSG初出場を果たし、代名詞である6コースまくりで2勝を挙げ、阿波の走りに惹きつけられるファンも急増していったわけだ。
しかし、2012年4月に持ちペラ制度が廃止され、状況が大きく変わってしまう。自前のプロペラを使うことができず、さらに出力低減モーターが導入されて、伸びが以前ほどつかない。成績も下降線を辿っていき、置かれる立場も年々厳しくなっていた。そして、追い打ちをかけたのが今年5月から導入されたルール改正。事故点と出走回数のルールが変わり、ずっとフライングのリスクを背負ってやってきた阿波にとっては大打撃。B2級のまま上がってこられない可能性もあったため、泣く泣くアウト屋を卒業したのである。
これまで積み上げてきたものを捨てて、新しいことに挑戦するのはとても勇気がいる。アウト屋の阿波をもう見られないのは残念だが、この世界で生き残るために阿波が選択した道であり、この挑戦を素直に応援したいものだ。
しかし、2012年4月に持ちペラ制度が廃止され、状況が大きく変わってしまう。自前のプロペラを使うことができず、さらに出力低減モーターが導入されて、伸びが以前ほどつかない。成績も下降線を辿っていき、置かれる立場も年々厳しくなっていた。そして、追い打ちをかけたのが今年5月から導入されたルール改正。事故点と出走回数のルールが変わり、ずっとフライングのリスクを背負ってやってきた阿波にとっては大打撃。B2級のまま上がってこられない可能性もあったため、泣く泣くアウト屋を卒業したのである。
これまで積み上げてきたものを捨てて、新しいことに挑戦するのはとても勇気がいる。アウト屋の阿波をもう見られないのは残念だが、この世界で生き残るために阿波が選択した道であり、この挑戦を素直に応援したいものだ。
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阿波 勝哉3857 / 東京 / B2
| 2025/11/14~ | G3 | 蒲郡 |
| 5626236422 | ||
| 2025/10/30~ | 一般 | 津 |
| 6642344 | ||
| 2025/10/18~ | G3 | びわこ |
| 6343 | ||