BOAT RACEとこなめ

　今年のGWシリーズは憲法記念日の3日に開幕する「創刊70周年記念中日スポーツ杯争奪第44回チャンピオン大会」で、6日間のロング開催となっている。例年通り、地元のトップスターが集結しV争いを繰り広げる。
　不動の主役を務めるのは地元が誇るスーパースター・池田浩二(愛知)。今年の池田の航跡を辿ってみると、2月蒲郡での東海地区選手権で14度目となるGⅠV。ただ、今年SG第1弾となった3月の戸田ボートレースクラシックでは予選突破は果たしたが、未勝利(予選最後の1枠は水面悪化で中止)に終わる悔しい結果。前回当地戦の2月一般戦ファイナルでは、チルト3度で猛威を振るった酒井俊弘をマークするスタイルで、思惑通りその酒井が3カドからまくりに行ったところを完璧に差し切る頭脳プレーで地元28度目のVを飾ったのは記憶に新しいところ。今節も圧倒的な強さでVを飾る確率は非常に高い。
　打倒池田に燃えているのは赤岩善生(愛知)。勝負根性は誰にも負けないものがある。コース取りから妥協はない。当地V回数は、今節メンバーでは池田、仲口博崇(愛知)の20回に次ぐ12回を誇る。2021年12月から遠ざかる当地Vへ、今節も熱い走りを披露する。
　勢いなら吉田裕平(愛知)。昨年、蒲郡SGボートレースダービーでSG初参戦、初優出の快挙。この後、6月尼崎で行われるSGグランドチャンピオンの出場も決まっている。今年はさらなる飛躍も期待でき、今節も熱視線を注ぎたい。
　当地8Vを誇る杉山正樹(愛知)もV戦線に参戦するのは間違いない。3月末に宮島で今年初Vを飾り、リズムも上向きで楽しみな一人。
　他にも北川潤二(愛知)、北野輝季(愛知)、坂元浩仁(愛知)、杉山裕也(愛知)、前田翔(愛知)、宇佐見淳(愛知)、佐藤博亮(愛知)のA1級に加え、3月のGⅢとこなめ大賞でVを飾った丹下将(愛知)、仲口、吉田凌太朗(愛知)、仲道大輔(愛知)、前田滉(愛知)らも侮れない。
　5選手が参戦する三重勢では間嶋仁志(三重)と桐本康臣(三重)に注目したい。