BOAT RACEとこなめ

　梅雨も明け、いよいよ夏本番を迎える。そんな時季に開催されるのが「にっぽん未来プロジェクト競走inとこなめ」。7月21日に開幕し、4日間にわたり熱戦を繰り広げる。主役に指名するのは重成一人(香川)。一時、アクシデントで戦線を離脱していたが、約3年前の2021年9月から復帰。そして、昨年8月の福岡ボートレースメモリアルでは久々にSG優出(3着)を果たすなど、完全復活。今年も、今節の後には8月に地元・丸亀で開催されるSGボートレースメモリアルが待っている。それに弾みをつける意味でも、ここは結果を残したいところ。2017年10月以来、当地2度目のVへ、地力の違いを見せる。
　今期適用勝率で初めて7点台をマークしたのが、地元期待の前田篤哉(愛知)。ただ約1カ月前の当地前走では、地元であんなに出ていない前田を見るのは初めてと思うぐらい動きが悪かった。ここはその時のリベンジの舞台でもある。今度はいつも通りの快速仕立てで、当地3度目のVへ突き進む。
　スタート力に定評がある藤岡俊介(兵庫)も有力なV候補。近況は常に7点前後の勝率を叩き出し、安定感もグッとアップしている。当地初Vへ、機は熟したか。
　7月から再びA1級に復帰した森定晃史(岡山)や、前期3Vをマークし、キャリアハイの6.90の勝率をマークした島田賢人(埼玉)、伊藤将吉(静岡)、桐本康臣(三重)、松下一也(静岡)、小坂尚哉(兵庫)、松尾祭(香川)、松尾充(三重)らのA1級に加え、川崎智幸(岡山)、6月に住之江で優勝した高岡竜也(山口) にも要注意。
　前田以外の地元勢にも強者がいる。ベテランの天野晶夫(愛知)だ。A2級降格も闘志はまったく衰えていない。