連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2020

 昨年11月も桐生SGチャレンジカップで優出し、グランプリへの切符を掴んだ平本真之。しかし2020年11月の平本の好調ぶりは昨年と比較にならない。11月は常滑と津のG1周年、蒲郡でのSGチャレンジカップに出走したが、G1はどちらも準優勝、SGチャレンジカップは優出4着という順風満帆ぶりだ。
 まず11月1節目は地元・常滑でのG1周年。準優勝戦は2枠から、インに進入し逃げ切り、なんとこれが通算1,000勝のメモリアル勝利を飾り、準優勝で幕を閉じた。2節目は津のG1周年。優勝戦は外枠から1号艇の原田幸哉に食らいつきこちらも準優勝。そして3節目は蒲郡でのSGチャレンジカップ。見せ場はなんといっても4日目第6レースだ。6コースからトップスタートを決め、まくり差しで3万舟を提供。準優勝戦は6枠・吉川元浩の前付けに抵抗して2コースへ進入し、2着で優勝戦へ進出した。
 この活躍により、10月末で16位だった賞金ランキングは一気に11位までランクアップ。この勢いはグランプリの大舞台でさらに加速し、黄金のヘルメット獲得へ突き進む。
 

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 11/3~8 常滑
  • 215232
  • 11/15~20
  • 124342
  • 11/24~29 蒲郡
  • 241316
2020 11月30日時点
  • 大村
  • 尼崎
  • 常滑
  • 福岡

 10月はデビュー初優勝から2連続でVを果たした前田篤哉が一躍脚光を浴びた。しかし、前田とともに今期自身初のA1級に昇格する、黒野元基なしでは愛知支部の若手は語れない。11月に2021年前期適用勝率が発表されたが、黒野は勝率6.91という優秀な成績で自身初のA1級に昇格しているのだ。もう少しで大台の勝率7点に手が届き、まさにベテラン顔負けの成績である。
 その黒野の長所は、大崩れすることがないところだ。新期2節目の江戸川ルーキーシリーズでは、10走中着外はたった2本と舟券に貢献しつづけ、準優勝戦に進出と安定した走りを見せた。残念ながら準優勝戦で敗退してしまったが、最終日も2着2本と最後までしっかりと着をまとめきった。
 黒野は2021年前期審査期間に出場したすべてのルーキーシリーズで予選を突破し、優勝戦も常連だ。しかしここぞというところで勝ちきれず、2月浜名湖でのデビュー初優勝以来嬉しい知らせは聞けていない。新期こそ勝利の女神は黒野にほほえむか、要注目だ。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 11/5~8
  • 1145512
  • 11/17~24 江戸川
  • 133412422
  • 11/26~30 福岡
  • 26112642
PAGE TOP