新春から常滑に豪華メンバーが集結する。それが23日に開幕する「PGⅠ第6回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」だ。4日間のショート決戦で壮絶バトルを繰り広げる。まずは、他とはちょっと趣が違うこのレースを紹介したい。出場資格は、優先出場が前年の優勝者であり、1月から10月までの勝率順に、昨年のSG覇者、PGⅠ覇者、GⅡレディースオールスター、GⅡ全国ボートレース甲子園、GⅡレディースチャレンジカップ、ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント覇者が出場する(残念ながらボートレースダービーの覇者・桐生順平、レディースオールスター覇者の守屋美穂、そして宮之原輝紀はG1競走選出除外期間中のため出場できず)。レース初日は出場48選手が8レースに分かれて争い、上位1から3着までが次のステップに進むということが3日目まで繰り返され、ベスト6まで絞り込まれる。「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」との違いは毎日枠抽選ではなく、シードされた8選手には初日から1枠が与えられ、3日間ずっと1枠ということもある。それだけにシード選手が有利な立場にいることは間違いない。ただ優勝戦だけは、着順に関係なく枠抽選が行われるため、強者と強運を兼備した選手が栄冠をゲットできることになる。
今節は豪華メンバーが出場しており、誰が勝っても不思議ではない。しかし当地で戦う限り、地元の絶対王者・池田浩二(愛知)を中心に指名したい。11月8日時点で池田の選出順は16位で初日からの1枠は厳しい状況。それでも誰よりも水面を熟知し、芸術的なさばきをする池田なら3日間とも3着は外さないとみたい。それならチャンスは十分ある。
先の住之江グランプリ優勝でSG9冠となった毒島誠(群馬)も有力なV候補。ここ1番での集中力は尋常ではない。シードの特権もあり順当にベスト6まで勝ち上がりそうなムード。
2022年に当地で開催されたSGボートレースダービーで2コースから鮮やかに差し切って優勝を飾った馬場貴也(滋賀)ももちろんV圏内。2024年には丸亀ボートレースメモリアルで5度目のSG制覇を果たすなどリズムも上々。得意水面で再び頂点を狙う。
他にも茅原悠紀(岡山)、河合佑樹(静岡)、関浩哉(群馬)、定松勇樹(佐賀)、土屋智則(群馬)と名前を挙げたらきりがない。
池田以外の地元勢にもV候補はいる。平本真之(愛知)、磯部誠(愛知)のSGタイトルホルダーコンビに加え、吉田裕平(愛知)にも注目だ。
女子陣にも遠藤エミ(滋賀)をはじめ、実力者がそろっており、実に楽しみ。
どのレースもゴールまで、一瞬たりとも目が離せない壮絶バトルを存分に楽しみたい。
出場予定選手
G1
PG1第6回BBCトーナメント
1/23 24 25 26
1/23 (木) …9:00 1/24 (金) ~ 26 (日) …9:30
豪華メンバーが短期決戦で
壮絶バトルを繰り広げる!
壮絶バトルを繰り広げる!
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毒島 誠4238 / 群馬 / A1
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池田 浩二3941 / 愛知 / A1
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茅原 悠紀4418 / 岡山 / A1
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馬場 貴也4262 / 滋賀 / A1
ピックアップレーサー
さらなる高みを目指し、
進化を遂げる!
進化を遂げる!
昨年11月の丸亀周年記念で、デビューして9年1カ月目で悲願のGⅠ制覇を遂げたのが吉田だ。直後に11月に開催された当地での「GⅢINAX杯争奪第36回とこなめ大賞」への出場が決まっていた。その前検日に顔を見せた吉田だったが、何と体調不良で無念の欠場となり、地元での凱旋レースはお預けとなってしまった経緯がある。ファンや関係者は落胆したが、一番悔しい思いをしたのは吉田自身だろう。何カ月か前に吉田を取材したとき、「地元でいい走りを見せて、SGボートレースメモリアルに選んでもらえる選手になりたい」と熱く語っていたのを思い出す。それから約2カ月。地元ファンにアピールできる絶好の舞台がやってきた。それが「PGⅠボートレースバトルチャンピオントーナメント」だ。どのコースからでもできる強みがあるのが吉田だ。GⅠタイトルホルダーとなり、その実力も証明された今、さらなる高みを目指し、最高の結果を狙う!
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吉田 裕平4914 / 愛知 / A1
2024/12/17~ | SG | 住之江 |
54153331 | ||
2024/12/8~ | G1 | 福岡 |
13355113 | ||
2024/11/28~ | G1 | 三国 |
14334125 |