連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2020

 6月の当地レディース笹川杯で優勝した大瀧明日香は、今年に入ってから優出ラッシュが止まらない。そしてボートレーサーデビューした当地でようやく初優勝を果たした。
 2020年の大瀧は6月30日時点で15節出場し、今年初戦の尼崎ボートレースバトルトーナメント以外はすべて予選突破を決めている。その中には2月の蒲郡G1東海地区戦や3月の鳴門G2レディースオールスターといったグレードレースも含まれている。東海地区戦やレディースオールスターでの優出は叶わなかったものの、半数近くの7節で優出。さらに4月の三国G3オールレディースから5節連続で優出と、今まさに勢いに乗っている選手の1人である。
 今年の優勝数は5月の平和島G3オールレディースと6月の当地G3笹川杯の2V。笹川杯の優勝戦は絶好枠1号艇で挑んだが、大外の6号艇・赤井睦選手がコンマ06のトップスタートでまくり強襲。1周1マークを先マイされるが、伸びを活かして軸先で赤井選手の攻撃を阻止、1周2マークで先マイをし返して1位に躍り出た。その後は後方との差を広げて当地初優勝を決めた。
 ついに地元水面で優勝を果たした大瀧は残り半年間も優出を量産し、優勝数も伸ばしていくだろう。今の勢いであればG1初優勝も目前だ!

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 6/1~4 浜名湖
  • 33134
  • 6/11~16 常滑
  • 112111123
2020 6月30日時点
  • 平和島
  • 常滑

 7月1日に級別が変わり、中村泰平は自身初のA1級へ昇格した。A2級は3度経験しているが、A1級の経験はなく新たなステップへと踏み出した。
 2020年後期審査期間(2019年11月~2020年4月)では、17節中14節と主にルーキーシリーズに参戦。優出回数はルーキーシリーズで3回のみ、優勝までは至らなかった。それでも1着回数は過去最高の49回を獲得し、勝率も6.50を記録した。それはコース別成績にも表れている。1、3コースの3連率は85%を超え、2コースの3連率も70%と高い数字をたたき出している。また4コースの3連率も50%台、5、6コースも40%台とどのコースからでも舟券に絡んでいることがうかがえる。さらに、1コースの平均スタートタイミングがコンマ16に対し、4、5コースの平均スタートタイミングがコンマ13、3コースの平均スタートタイミングがコンマ14とセンターコースの方が速い。一方で事故率が高い状態は前期から続いているものの、安定した成績を残したことで初のA1級に昇格した。
 中村は今期の昇級でこれからも活躍の幅を広げていくだろう。次なる目標はA1級キープ、そしてA1級での初優勝を目指してこれからも奮闘する。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 6/14~19 桐生
  • 353164221
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