- 更新日
- 2025/12/28
前検は池田浩二・黒野元基・鰐部太空海の3人が6秒61でトップタイムをマークした。エース池田がいきなりこのタイムを出してくるとなると早くもVを見据えるシリーズか。白星量産といきたいところ。黒野も選手間では評判だったし、鰐部もやっぱり9号機はいいのか…と思わせる動きだった。吉田裕平が14号機ゲットで注目を集める。ここ2節は冴えないが、北野輝季が引いた35号機もいいはず。今節は主力勢が幅を利かせそうだ。
12
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 6.10
- 39.5%
- 3回
- 0回
近況の気配はまさにエース級
服部達哉が12号機をゲットした。12号機もエース機候補に目されるモーターのひとつ。高野哲史→瓜生正義→高山智至と3節連続優出したモーターだが、快速に仕上げたのは周年の瓜生だった。そこからトップクラスの行き足・伸びを見せている。前回は地元の若手・石田勇斗が躍進。シリーズは4勝の固め打ちに、自身初となる準優進出も決めている。「準優の感じは良かったし、足はいいと思う。安定板が付いてもいいですね」と気象状況に左右されずの連日の走りだった。恐らく、ペラも相当マッチしているのだろう。B級選手が2節連続で好成績を残しているし、乗り手にも左右されない能力あるモーターだ。
14
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 6.49
- 55.1%
- 1回
- 1回
全速ならグイグイ伸びる
14号機はV候補にひとり・吉田裕平がゲットした。川上剛が、「周年で優勝するかもしれないモーター」と言っていた14号機。その周年は森野正弘が不発に終わったが、動きはけっこう良かった。続く滝川真由子が男女W優勝シリーズVで良さを証明してみせた。そして、前回の豊田訓靖だ。B2級の豊田がシリーズ1勝・2着3本の好成績。それも、勝ったレースは4カドまくり、他のレースもグイグイ伸びる強烈なスリット足を見せていた。本人は、「伸びはいいけど、ターン回りがしっくりしない」と言っていたが、そのターン回りをカバーするに十分過ぎる強力伸びだった。おそらく、相当な破壊力があるモーターだろう。
39
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 6.20
- 48.5%
- 2回
- 2回
伸び調整なら快速に仕上がる
39号機は吉田慎二郎の手に渡った。伸び型に調整したらトップ級の威力を発揮する39号機。優勝した湯川浩司に、鈴木勝博のレースを見たらすぐに分かるだろう。前回の若林麗も枠番に応じてチルトを上げ下げしてレースをしていた。ただ、チルト1だとSを思い切っていけず、加速がついていないから思ったほど伸びているように見えない。しかし、チルト0でもスローからしっかりSをいけば1マークまでに伸び返すし、やっぱり伸びはかなりいいのだろう。あとはその伸び型を乗りこなせるかどうか…。そういう仕上げが好きな湯川や鈴木はピッタリ合っていたのだろう。今回は果たして…。
6
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 5.00
- 33.3%
- 1回
- 0回
行き足・伸び上位級
モーター出しに定評がある平野和明が6号機を引き当てた。6号機も高い能力を感じる1機だ。初おろしは横澤剛治が乗って優出3着。この時は出足・回り足型だったが、周年で地元の前田滉が調整するとスリットから伸びていく快速型へと変わる。その前田は力量負けを認め、「これだけ出せているのに情けない」と唇をかんだ。その伸びを受け継いだ前回の堂原洋史は、シリーズ3勝をマーク。逃げで1勝は大したことないが、残る2勝がスリットから一気にまくったパワー勝ちのレースだった。55歳の大ベテランが準優勝戦まで駒を進めたのは十分に評価できる。今回も大いに活躍が期待できるモーターだ。
29
- 勝率
- 2連率
- 優出
- 優勝
- 5.97
- 44.7%
- 2回
- 0回
バランス取れ好気配
29号機を引いたのは天野晶夫。4節前の沢田昭宏が優出4着、周年では大池佑来が準優出。強力とまでは言わないが、上々の動きを見せてきた29号機。そんな29号機が前回、ベテラン松尾宣邦によってさらにパワーアップを果たした。その松尾は予選を1勝2着3回の成績クリアし、準優も接戦競り勝ち2着と機力の良さを随所に見せた。さらにこれだけで終わらず、優勝戦は安定板が付いてレース2周の過酷なコンディションの中、アウトから差し上がって3着としっかり舟券にも貢献。「出足・伸びのバランスが取れて、行き足もいいです」と本人も納得のコメントが出ていた。今回も注視しなければいけないモーターだろう。