連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2022

 BRとこなめの2022年ビッグレース第2弾はG1第67回東海地区選手権競走。今大会は愛知支部の活躍が目立ち、予選突破は11人と地元の意地を見せつけた。そんな大会を制したのは磯部誠だ。1stドリームは6着であったが、3日目後半からの連勝を含めた全3連対でまとめ、師匠・池田浩二に次ぐ2位で予選を突破した。準優勝戦も危なげなく逃げ切り優勝戦へ進出。優勝戦は5号艇・赤岩善生の前付け敢行に対してコースを譲ることなく、1254/36でレーススタート。全員がコンマ10を切るスタート合戦になり、1周1マークの攻防で2番手を奪取した磯部。トップを走っていた池田は無情にもフライング宣告されて戦線離脱し、磯部が繰り上がりで1着を獲得。大波乱のG1東海地区選手権を制した。
 レース後は複雑な表情を見せたものの「普段から指導してもらっている(池田)浩二さんのフライングは少しショックだったけど、この優勝は浩二さんの教えを守ったおかげ。結果論だけど、2コースに入ったから繰り上がったので。絶対に2コースと決めていたし引くつもりは全然なかった」とコメント。「昨年のグランプリの帰りに『ボートレースは1つでも内』と言われ、今回はその教えを守りました。」これを有言実行して2020年PG1ヤングダービー以来のG1タイトルを獲得した。大村SGクラシック前の優勝で自信を付けた磯部は、初のSG制覇へ向けてさらにギアを上げていく。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 2/2~6江戸川
  • 3412132
  • 2/11~16常滑
  • 6223111
2022 2月28日時点
  • 常滑

 大波乱で幕を閉じたG1東海地区選手権競走。若手選手の躍進が目立ち、磯部の優勝以外にもトップルーキー・黒野元基が大活躍した。好素性機を引き当てた黒野は、初日こそ4着だったものの、予選最終日の連勝を含めて舟券に貢献し、予選6位タイで通過した。準優勝戦は3コース進入でレーススタート。1周1マークでターンマークに接触したものの2着を獲得したため、G1初の優勝戦へ進出できるかと思われた。しかしこれが不良航法のペナルティーと判定され、G1戦線初の優勝戦進出は幻となった。
 東海地区選手相手に堂々たる航跡を残した黒野。G1初優出の夢こそ叶わなかったものの、準優勝戦2着の好成績はプラスの影響をもたらした。次回のG1戦は当地トコタンキング決定戦。ライバルも強豪で厳しい戦いになるが、今の黒野であればG1地区選のリベンジで悲願のG1初優出を成し遂げるだろう!

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 2/11~16常滑
  • 4232115
  • 2/24~27児島
  • 6316212
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