連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2022

 先月のおっかけスター・鈴木勝博が蒲郡でデビュー通算1,000勝を達成。そして今月のおっかけスター・杉山正樹は地元・とこなめで1,500勝のメモリアル勝利を達成した。両選手のメモリアル勝利は偶然にも8月14日であり、愛知支部にW朗報がもたらされた。
 舞台となったレースは「名鉄杯争奪2022納涼お盆レース」であり、地元・愛知支部の選手が数多く出場。杉山は予選の4日間は全て2回出走と、今節中の1,500勝達成の可能性が非常に高かった。予選道中は2勝を挙げて3位で通過。準優勝戦日も2回走りであったものの、第1レースは3着入線。運命の準優勝戦は1号艇からコンマ13のトップスタートから1周1マークで他艇を寄せ付けない逃走劇を披露。優勝戦進出を決めると同時に、このレースで1,500勝を達成した。レース終了後にはファンの前で水神祭が行われ、優勝戦出場選手インタビューでもファンから暖かい拍手が送られた。お盆レースは準Vであったものの、杉山の勢いは衰えることを知らず、次節の蒲郡では優勝。これがデビュー通算40Vであった。
 11月にはG1戦線への出場が決まっている杉山。この1,500勝を通過点に、デビュー通算2,000勝、果ては悲願のG1初制覇を目指して挑み続けるだろう。今後もあくなき奮闘を追い続けたい。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 8/10~15常滑
  • 351332123
  • 8/17~22蒲郡
  • 162211112
  • 8/26~31多摩川
  • 32212123
2022 8月31日時点
  • 尼崎
  • 蒲郡

 8月はフレッシュスターの活躍も目立った。130期の倉富大誠は8月30日のとこなめで初勝利を飾った。これは三重支部の中山翔太に次ぐ同期の中では2番目の早さでの初勝利であった。そして今回取り上げる神田達也は8月26日の児島優勝戦で壮絶な戦いを制して見事デビュー初優勝。デビュー14年11カ月での達成であり、レース終了後には同節に出場していた後輩とともに水神祭を執り行った。
 舞台となった児島でのレースは予選で大きな着もあったが、辛うじて準優勝戦進出を果たした。準優勝戦は6号艇での出走で、内枠には山崎郡や湯川浩司など、G1戦線で活躍する選手も含まれていた。レースは1周1マーク後に湯川・加瀬智宏・佐々木康幸・神田による2番手争いが勃発。神田は1周2マークで見事な旋回を決め、2周1マークで3艇を振り切って優勝戦進出を決めた。優勝戦も6号艇から出走し、1周1マークの展開を突き、乙津康志と優勝争いを演じる。1周2マークで乙津に差されて2番手に下がるものの、2周1マークで珠玉のターンを披露し、乙津の懐を差して再び勝負を挑む。続く2周2マークでは乙津の差しを許さずにリードを広げ始める。このリードを保ったままゴールインし、念願のデビュー初優勝を飾った。3連単配当は14万舟の超高配当で、2連単も28番人気とこちらも高配当で今節を締めくくった。
 優勝者インタビューで初優勝の感想を聞かれた神田は「まだ実感はないですが、自分としては(想像していたより)早く優勝が出来たという感じです。児島は地元の次に好きなレース場です。これからはもう下手なレースは出来ないですね。」とコメント。最後に目標を聞かれ「まだA級になったことがないので、A級を目指して頑張りたいと思います!」と締めくくった。悲願のA級昇格へ神田の奮闘は続いていく。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 8/8~14蒲郡
  • 46566156F4
  • 8/22~26児島
  • 3322641
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