連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2022

 9月15日からボートレース蒲郡で開催された「日刊ゲンダイ杯争奪蒲郡トトまるナイト特別」。今大会は師弟関係の赤岩善生と北川潤二があっせんされた。ドリーム戦のみ師弟対決があり、そのレースは師匠・赤岩が逃走して1着となった。しかし予選の成績ではトップスタート連発の弟子・北川が1位通過、師匠・赤岩が2位通過であった。準優勝戦はともに1号艇で逃げ切り、優勝戦のポールポジションは北川、2号艇に赤岩が入った。優勝戦前のインタビューで北川は「これまで赤岩さんと一緒に優勝戦に乗って自分が内だったことはあるけど、1号艇だったことはないので…。ただ、赤岩さんを意識し過ぎると良くないので、いつものレースと思って走りたいです。」とコメント。一方で赤岩は北川に対して「弟子の北川に簡単に優勝させるわけにはいかないし、まして蒲郡で負けるわけにはいかない」と宣戦布告。そして運命の優勝戦。6号艇・河村了が動きを見せ、12356/4の隊形でレーススタート。コンマ04のトップスタートを切った北川が他艇を寄せ付けない逃走劇を見せ、師弟対決を制して蒲郡初優勝を決めた。赤岩は惜しくも準優勝となり、師弟ワンツーフィニッシュで幕を閉じた。
 優勝戦後は師匠・赤岩と握手し、優勝者表彰式では喜びを見せつつ、一走一走大切に走りたいとコメント。今後は師匠と同じくG1戦線のあっせんも増えていくだろう。今回の優勝のように、師匠の前でG1初優勝を見せつけられるか。そして師匠と一緒にG1初優勝の水神祭が見たいものだ。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 9/1~6桐生
  • 645136355
  • 9/15~21蒲郡
  • 132221112
  • 9/24~29児島
  • 3124216F55
2022 9月30日時点
  • 浜名湖
  • 蒲郡

 愛知支部のフレッシュルーキーで大金星を飾ったのは前田滉だろう。ボートレース浜名湖で開催された「B級ボートレースメモリアル BOATBoyCUP」の優勝戦は大外からのスピードに乗ったまくりで、約2年ぶりの優勝を飾った。舞台となったレースでは最年長レーサー・最年長記録を更新し続ける地元の重鎮・高塚清一をはじめ、SGグランプリなど、様々なSG優勝歴を持つスーパースター・峰竜太らが出場した。予選道中はまくりを含む2勝を飾り、予選ランキング13位の成績で準優勝戦へ進出。準優勝戦はフライングに転覆などの事故が多発したものの、2着でゴールインし、浜名湖では3節連続となる優勝戦へコマを進めた。運命の優勝戦。そこには峰をはじめ、高塚も出場し、豪華な顔ぶれとなった。今回は6号艇で出場し、大外の6コースからA1級クラスの怪物に勝負を挑んだ。スタート隊形は1243/56となり、コンマ06のトップスタートを決めた前田がまくり強襲。1周1マークでトップに立ち、後続艇を突き放して優勝のゴールイン。優勝後は「中へこみのスリット隊形なら、行くしかない。1マークは迷ったけど、スピードで何とかなりました」とコメント。最高の形で地元・とこなめ戦へ挑んだ。
 続くボートレースとこなめ「チケットショップ高浜開設4周年記念競走」では磯部誠や今年の当地G1周年覇者・山口剛などと対戦。優勝まであと一歩及ばなかったものの、準優勝と輝かしい成績を残した。A1級の猛者相手に勝利をもぎ取っている前田。今後の成長に目が離せない。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 9/3~8浜名湖
  • 21525141
  • 9/23~26常滑
  • 1311
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