連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2023

 12月は賞金王争いが目玉となるSGグランプリが開催される。そのSGグランプリへ愛知支部を代表して黄金のヘルメット獲得に挑んだのが池田浩二と今回の主役・磯部誠だ。
 SGグランプリの前哨戦となったG1唐津での航跡にも触れておきたい。予選ではコンスタントに成績を残し6位。準優勝戦を2着入線としたものの、残る準優勝戦も順当決着となり、予選得点順位の結果から6号艇での優勝戦に。優勝戦では展開を突いて1周バックストレッチで先頭に立つものの、1周2マークで5号艇・深川真二ともつれた結果、3着でレースを終えた。
 そして迎えたSGグランプリ1st。第1戦目は枠なり進入で4コースから4着で終えた。第2戦目は抽選の結果3号艇となったものの、5号艇・毒島誠が前付け敢行で再び4コース進入。好スタートを決めた磯部はまくり差して1着を獲得し、初のグランプリでトライアル1stを突破。トライアル2ndでは道中のさばきが光った。第1戦目は5号艇で出走し、展開を突いて2着を獲得。第2戦目は抽選の結果、3号艇で出走し、1周2マークを読み切って2着と得点を稼ぐ。第3戦目も3号艇で出走したものの、展開に恵まれず5着でレースを終えた。その結果、得点率7.67で上位6位までに入ったため、ファイナル戦進出と次年度のSGレース優先出場権(チャレンジカップを除く)を獲得。ファイナル戦は1号艇・白井英治の逃走をとらえきれず3着入線となった。
 調子が良かった磯部にとってSG優勝戦進出は自信につながったことだろう。黄金のヘルメットには届かなかったものの、最高峰の舞台で成績を残すことができた。2023年は悲願のSG初制覇、そしてトライアル2ndからのグランプリ出場を目指すべく、これからの活躍に要注目だ!

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 12/4~9唐津
  • 312351
  • 12/13~18大村
  • 41225
  • 12/30~31常滑
  • 1613
2022 12月31日時点
  • 常滑
  • びわこ
  • 常滑
  • 三国
  • 丸亀

 同支部の高井雄基の弟である129期・高井駿弥が初1着を獲得した。デビュー163走目での快挙に、レース終了後には大勢のファンが見守る中、水神祭が執り行われた。
 初勝利の舞台は12月14日の江戸川。安定板使用の中、高井は第1レースで6コースからまくり差して1周バックストレッチで先頭に立つ。初勝利が見えたものの、1周2マークで1号艇・金子猛志に差されて2着でレースを終えた。悔やまれる展開で初勝利を逃した高井は、この日2回走り。気持ちを切り替えて第6レースに出場した。カドの4コースからコンマ11のスタートを決めた高井は1周1マークで展開を突き、バックストレッチで1着争いを繰り広げる。1周2マークで一歩前に出ると、そのまま後続との間隔を保ったままゴールラインを通過した。これがデビュー初勝利となり、大時計前で水神祭が実施された。
 デビュー初勝利後のインタビューでは「個人的にはちょっと遅かったな、と思いました。何とか、ぎりぎりで…。もうそろそろ取りたかったんで」とコメント。前半レースを活かして後半レースで初勝利。最高の一日を過ごしたことだろう。次なる目標へ向けて奮闘する姿を追い続けたい。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 12/14~19江戸川
  • 2154634656
  • 12/23~26常滑
  • 36556F
  • 12/29~31
  • 55666
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