BOAT RACEとこなめ

　6月SGグランドチャンピオンで優勝を果たし平成生まれ初のSGウイナーとなった磯部誠。そんなボートレースの歴史に新たな1ページを刻んだ磯部だがその勢いは止まらない。
　次の児島で開催されたSGオーシャンカップで初めてSGウイナーとして挑んだ磯部。予選はドリーム戦に出場し5コースから3着、3日目以降は3連勝を決め馬場貴也、茅原悠紀に次ぐ3位で予選を通過した。準優勝戦ではインからコンマ19と劣勢のスタートも1周1マークで逃げを決め見事2節連続のSG優出を果たした。
　優勝戦は3号艇、ここまで来たからにはSG連続優勝を達成し賞金ランキングのトップに躍り出たいところだ。優勝戦の顔ぶれは1号艇が今節絶好調で準パーフェクト優勝を目指す馬場、2号艇は地元の茅原、4号艇はSG3Vの桐生順平、5号艇は悲願のSG初優勝を目指す羽野直也、6号艇はSG10Vで大先輩かつ師匠の池田浩二と超強者ぞろい。レースは茅原が0台前半のスタートを決め2コースまくりを決めようとするも馬場が抵抗。2艇は大きく流れ磯部にチャンス到来もそこに割って入ってきたのが羽野であった。バックストレッチで羽野との伸び比べとなり1周2マークで内を差そうとするも羽野の航跡にハマってしまい惜しくも優勝を逃してしまった。
　レース後ピットにもどった磯部は悔しさをあらわにしたがSG連続優出に加え準優勝と大健闘をみせた。そんなSG戦線で大活躍の磯部はSG・GⅠへの参戦が続き、昨年果たせなかったSGグランプリ制覇に向けファンにさらなる活躍をみせるだろう。