連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2023

 今年5月、蒲郡GⅢマスターズリーグの優勝戦で1号艇ながら痛恨のフライングを切ってしまった仲口博崇。苦しい戦いが続き2024年前期審査期間もなんとか勝率6点台をキープしている状態だ。その仲口が9月の4日間シリーズで約2年ぶりに当地Vを決め、復調の兆しをみせた。
 ドリーム戦以外の3走でオール2連対をキープし予選をトップで通過した仲口。準優勝戦も劣勢のスタートながらしっかりと逃げを決め、ポールポジションを獲得した。地元ファンの期待を一心に背負った優勝戦。スタートを行けるだけ行きたいと意気込む中で仲口はコンマ07のトップスタートを切った。そして1周1マークでは先制ターンから他艇を寄せ付けないレースを披露。見事地元でVゴールを決めた。仲口の当地Vはこれで20回目。SG・GⅠ制覇と数々の思い出がある水面で新たなメモリアル勝利を飾った。
 仲口は10月以降当地で行われるGⅢマスターズリーグ、そしてGⅠダイヤモンドカップに参戦する。特にダイヤモンドカップでは出場選手の中で一番登録番号が古く、地元水面で後輩達に負けるわけにはいかない。デビューから30年余り。培った巧みなハンドルさばきで地元ファンに更なる活躍をみせたいところだ。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 9/1~6児島
  • 35115313
  • 9/13~18びわこ
  • 3653133146
  • 9/25~28常滑
  • 14123
2023 9月30日時点
  • 常滑

 2021年11月、現役の女子高生レーサーとして当地デビューを飾った石原凪紗。同期が次々と初勝利を収める中で石原も日々奮闘し目標の初勝利を目指していた。そしてデビューから265走目、ついにその時がきた。
 舞台はボートレース福岡のGⅢオールレディース戦。石原は初日のオープニングレースに4号艇として出場した。スタート展示では加速がつかずコンマ32と大きく出遅れるも、モーター自体は伸び・乗り心地が良く好感触を得ていた。そしてレース本番。4カドからコンマ14のトップスタートを切ると早めの絞りまくりを敢行。1号艇が抵抗するも迷わず攻めたことでまくりが決まった。1周目のバックストレッチで先頭に立った石原はその後もしっかりとターンを決め、見事念願の初勝利を手にした。レース終了後多くの選手から祝福を受けた石原。後半7レースを走り終えた後にはファンの前で水神祭が行われた。
 初勝利後のインタビューで石原は「同期も達成している人が多くなっていたし、焦りはあった。今節は意識せず走ろうと思っていたら結果が出てくれました。師匠(吉田慎二郎)にいい報告ができます。」とコメント。弟子の朗報を聞いた吉田もその後のインタビューで「自分の優勝より嬉しい」と語り、気合を入れ直しレースに挑んでいる。石原のレーサー人生はまだまだ始まったばかり。師匠と共に更なる高みを目指し、ファンに新たな朗報を届けてくれることだろう。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 9/16~19常滑
  • 566666
  • 9/30福岡
  • 14
PAGE TOP