連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2019

 レーサー歴20年目を迎えた柳沢一が多摩川グランドチャンピオンを制し、ついにSGウイナーの仲間入りを果たした。SG戦では優出3回目での優勝、まさに3度目の正直だ。
 今年初SG戦となるグランドチャンピオン、初日第1レース開幕戦から出走した柳沢。どの枠からでも舟券に絡む安定した展開でオール3連対と予選をトップ通過。準優戦でもコンマ09のスタートで逃げ切り、絶好枠となった優勝戦。全艇スロースタートの中、なんとコンマ01のスタートを決めて先マイ。勝負強さを見せつけて、先頭を譲らず首位に。同期の萩原秀人と嬉しいワンツーフィニッシュを飾った。水神祭では師匠の原田幸哉や同期の中野次郎、愛知支部の面々が集まり水面にドボン! 本人より周りの方が喜ぶ、和やかなお祝いとなった。
 この優勝により当地SGオーシャンカップへの出場切符を手に入れ、賞金ランキングも4位へジャンプアップ。オーシャンカップ前には当地一般戦に出走し、水面慣らしは申し分ない。「一走一走最善をつくす」と語った柳沢の言葉を信じて応援するのみだ。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 5/31~6/5 桐生
  • 652164611
  • 6/18~23 多摩川
  • 321231
  • 6/29~7/2 常滑
  • 11252
2019 6月30日時点
  • 蒲郡
  • 児島
  • 多摩川

 「打たれ強さ」が自分の武器だと言う西尾亮輔。元々は高校からボクシングを始め、モスキート級でインターハイ3位。特待生で大学へ進学し、国体5位の実績を残す。そんな西尾は2007年ボートレース蒲郡のSGメモリアルを見て、ボートレーサーを志した。デビューから6年。最近では進入関係なく攻める思い切りの良いレースを見せている。
 6月当地一般戦は、最終日の追加あっせんにも関わらず、2着1着と好レースでまとめた。続く津の一般戦でも初日から3着2着と舟券に貢献。2日目には1号艇A級固定レースで愛知支部の大先輩・天野晶夫の内を4コースから切り込んで1着ゲット。3日目予選最終日には1着が予選通過の条件となる勝負賭けレースで馬袋義則、天野晶夫が内に控える中、見事まくり差しを決めて予選を突破した。優勝戦は5着で終えたが、短期決戦での集中力と果敢な姿を観客に披露した。
 6月勝率は7.25と勢いに乗っている。いつもにこやかな「西尾スマイル」に秘めた強いメンタルで、これからも豪快レースを連発する。

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 6/10 常滑
  • 21
  • 6/25~28
  • 32151
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