連載 ★ 追っかけレーサー

活躍めざましい地元選手を毎月2名ずつレポート!
SGやG1で戦っている有名選手&ベテラン選手と
メキメキ力をつけてきている若手選手をそれぞれピックアップします。

2019

 デビューして33年目を迎えた谷川里江が9月の浜名湖G3オールレディースにて、通算2,000勝の偉業を達成した。史上125人目の達成、女子レーサーとしては山川美由紀、日高逸子に次いで3人目となった。
 9月第3節目の「G3オールレディース HamaZoカップ」に出走した谷川は、初日に2コースから差しを決めて、はやくも通算2,000勝へ王手をかけた。前検日に感じたハンドルの握りに対する不安も、熟練の技によるペラ調整によって解消。2日目の1走目が1枠だけに「決めたいですね。」と自身の熱い胸の内を明かした。
 迎えた2日目の第7レース、絶好枠からコンマ14のトップスタートを切り、他艇と競り合うも先頭で先マイ。その後も誰にも抜かれることはなく、見事に逃げを決めて2,000勝を果たした。
 水神祭では60期の同期である定野久恵らの手によって水面に投げこまれ、周りから温かい祝福を受けた。谷川自身も「私が思った以上に周りの選手が喜んでくれたのが、嬉しかったです。」とコメント。
 2000年前期から40期連続でA級をキープし続ける、ベテランの腕はまだまだ衰えることを知らない。今もなお歩み続ける姿を応援していきたい。

今月の追っかけスター!

○:準優出
●:優出

  • 8/29~9/3 多摩川
  • 4323143213
  • 9/11~16 丸亀
  • 2146546451
  • 9/24~29 浜名湖
  • 3113664165
2019 9月30日時点

優勝はありません

 昨年5月に蒲郡でデビューしたばかりのニューフェイス・倉田茂将が、いま着実に力をつけている。
 彼の叔母にあたる静岡支部・倉田郁美の影響もあり、中学生の頃には自然とボートレーサーを目指すようになっていた。高校卒業後、ボートレーサー養成所に見事一発で合格し、第122期生として入学した。
 デビューしてからは今年の1月に江戸川で初1着をとり、水神祭を体験した。9月の江戸川ルーキーシリーズでは、全10走中舟券に貢献したのはなんと6回とB2級の選手と言えど、存在感をアピールした。その中でも、5日目の第4レースではコンマ11のトップタイミングで飛び出し、4コースから叔母譲りの大胆なまくりをみせ、見事1着を決めて万舟券を提供した。A級の選手を3人抑えての1着は、なかなかできることではない。
 現時点での勝率でいけば、B1級昇格ラインを悠々と越えている。新期へのラストスパートを見逃せない!

追っかけフレッシュスター

○:準優出
●:優出

  • 9/9~15 江戸川
  • 3354251326
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